間違えやすい日本語辞典

「させていただく」の乱用に注意!正しい使い方とは

「させていただく」は便利な表現ですが、乱用すると不自然です。適切な場面で使いましょう。

正しく使える条件

「させていただく」が適切なのは以下の2条件を満たす時:

  1. 相手の許可が必要
  2. 自分に恩恵がある

正しい使い方

適切な例:

  • 「お休みをいただき、参加させていただきます」(○) → 許可が必要&恩恵あり
  • 「資料を拝見させていただきました」(○) → 許可を得て見た

不適切な例:

  • 「明日は休業させていただきます」(△) → 「休業いたします」の方が自然
  • 「報告させていただきます」(△) → 「報告いたします」でOK

より自然な言い換え

「〜いたします」を使う:

  • 報告させていただきます → 報告いたします(○)
  • 説明させていただきます → 説明いたします(○)

「〜申し上げます」を使う:

  • お願いさせていただきます → お願い申し上げます(○)

まとめ

  • 「させていただく」は許可+恩恵の時に使う
  • 単なる謙譲語なら「いたします」で十分
  • 乱用すると冗長で不自然
  • 適切な場面を見極める

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