「させていただく」は便利な表現ですが、乱用すると不自然です。適切な場面で使いましょう。
正しく使える条件
「させていただく」が適切なのは以下の2条件を満たす時:
- 相手の許可が必要
- 自分に恩恵がある
正しい使い方
適切な例:
- 「お休みをいただき、参加させていただきます」(○) → 許可が必要&恩恵あり
- 「資料を拝見させていただきました」(○) → 許可を得て見た
不適切な例:
- 「明日は休業させていただきます」(△) → 「休業いたします」の方が自然
- 「報告させていただきます」(△) → 「報告いたします」でOK
より自然な言い換え
「〜いたします」を使う:
- 報告させていただきます → 報告いたします(○)
- 説明させていただきます → 説明いたします(○)
「〜申し上げます」を使う:
- お願いさせていただきます → お願い申し上げます(○)
まとめ
- 「させていただく」は許可+恩恵の時に使う
- 単なる謙譲語なら「いたします」で十分
- 乱用すると冗長で不自然
- 適切な場面を見極める
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