間違えやすい日本語メモ

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自分が意味や読み方を間違えたり、迷ったりした日本語をまとめています。

収録 100語 · 最終更新

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あ行

足をすくわれる

[意味]
  • 注意足元をすくわれる
  • 正しい足をすくわれる

補足 「すくう」のは足そのもの。本来の言い方とは異なる「足元をすくわれる」の方が圧倒的に多く使われた調査結果があります。

調査 「足元をすくわれる」を使う人:74.1%

出典 2

雨模様

[意味]
  • 注意小雨が降ったりやんだりしている様子
  • 正しい雨が降りそうな様子

補足 現在では、実際に雨が降っている状態を指す用法も広がっています。

調査 「小雨が降ったりやんだり」を選んだ人:49.4%

出典 2

一段落

[読み方]

読み いちだんらく

  • 注意ひとだんらく
  • 正しいいちだんらく

補足 「ひとだんらく」も話し言葉で広く使われますが、辞書の標準的な見出し読みは「いちだんらく」です。

出典 2

一番最初

[重複表現]
  • 注意「一番最初」は重言だから必ず誤り
  • 正しい強調として使うことができ、不適切な重言とは限らない

補足 簡潔にするなら「最初」で十分ですが、明鏡国語辞典は「一番最初」を不適切な重言には分類していません。

出典 2

一姫二太郎

[意味]
  • 注意女の子1人・男の子2人が理想
  • 正しい第一子は女の子、第二子は男の子がよいという言い伝え

補足 数ではなく、生まれる順番を表します。現在の辞書では「女1人・男2人」の意味も俗用として記録されています。

調査 「女1人・男2人」を選んだ人:33.7%

出典 2

今現在

[重複表現]
  • 注意「今現在」は重言だから必ず誤り
  • 正しい強調のために使うことができ、不適切な重言とは限らない

補足 簡潔にするなら「今」か「現在」で十分ですが、文脈によって「今現在」が意味を強めることがあります。

出典 2

浮足立つ

[意味]
  • 注意喜びや期待で、落ち着かずそわそわする
  • 正しい本来は、恐れや不安で落ち着きを失う・逃げ腰になる

補足 「喜びや期待でそわそわする」の意味も、現在の辞書では俗な用法として掲載されています。

調査 「喜びや期待でそわそわする」を選んだ人:60.1%

出典 2

延々と / 永遠と

[言い間違い]

永遠と

  • 誤り永遠と続く(「長々と」の意味で)
  • 正しい延々と続く

補足 「永遠に続く」は正しい表現です。「延々と」は長く途切れず続く様子を表します。

出典 2

おざなり / なおざり

[意味]

なおざり

  • 正しいおざなり:いい加減でも、その場だけの対応はする
  • 正しいなおざり:注意を払わず、おろそかにする・放っておく

補足 覚え方は「おざなり=やるけど雑」「なおざり=やらずに放置」。

出典 3

収める / 納める / 治める / 修める

[使い分け]

納める / 治める / 修める

  • 正しい収める:中に入れる・手に入れる・成果を得る
  • 正しい納める:金品を渡す・物事を終える
  • 正しい治める:国や組織を統治する・乱れを鎮める
  • 正しい修める:学問・技芸などを身に付ける
出典 2

お召し上がりになられる

[敬語]
  • 誤りお召し上がりになられる
  • 正しい召し上がる
  • 正しいお召し上がりになる

補足 「お召し上がりになる」は二重敬語ですが、習慣として定着した表現として文化庁が認めています。さらに「なられる」を重ねる必要はありません。

出典 2

か行

回答 / 解答

[使い分け]

解答

  • 正しい回答:質問・要求・アンケートなどに答えること
  • 正しい解答:問題を解いて答えを出すこと

例 アンケートに回答する/試験問題を解答する。

出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「回答」「解答」
  • デジタル大辞泉
    「回答」「解答」

確信犯

[意味]
  • 注意悪いことだと分かっていて、わざと行う人・行為
  • 正しい本来は、自分の信念に基づき、正しいと確信して行う犯罪・行為やその人

補足 「悪いと分かっていて行う」の意味も、現在の辞書では転じた用法として掲載されています。

調査 「悪いと分かっていて行う」の意味を選んだ人:69.4%

出典 2

割愛する

[意味]
  • 注意不必要なものを省く
  • 正しい惜しいと思うものを、思い切って省く・手放す

補足 単なる「省略」よりも、惜しみながら省くニュアンスを持つ言葉です。

調査 「不必要なものを切り捨てる」を選んだ人:65.3%

出典 2

枯れ木も山のにぎわい

[意味]
  • 注意人が集まれば、それだけでにぎやかになる
  • 正しいつまらないものでも、ないよりはまし

補足 自分を「枯れ木」にたとえて謙遜するときには使えますが、相手を誘う表現として使うと失礼になり得ます。

調査 「人が集まればにぎやかになる」を選んだ人:35.5%

出典 2

気が置けない

[意味]
  • 注意油断できない・気を許せない
  • 正しい遠慮や気遣いをする必要がない

補足 「気が置けない友人」は、気心の知れた親しい友人という肯定的な意味です。

調査 「気配りや遠慮をしなくてはならない」を選んだ人:48.2%

出典 2

聞く / 聴く

[使い分け]

聴く

  • 正しい聞く:音・声を耳にする/人に尋ねる
  • 正しい聴く:注意して耳を傾ける

例 物音を聞く/音楽をじっくり聴く。

出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「聞く」「聴く」
  • デジタル大辞泉
    「きく」各項

既存

[読み方]

読み きそん

  • 正しいきそん
  • 正しいきぞん

補足 本来の読みを「きそん」とする説明がありますが、現在は「きぞん」も広く認められています。

出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「既存」
  • NHK放送文化研究所の発音・用語資料

奇特

[意味]
  • 注意奇妙で珍しい
  • 正しい言行や心掛けが優れていて、感心に値する

補足 現在の辞書には「非常に珍しく不思議」という語義もありますが、人を「奇特な人」と評する場合は「感心な人」の意味が基本です。

調査 「奇妙で珍しい」を選んだ人:29.7%

出典 2

檄を飛ばす

[意味]
  • 注意元気のない人を励まして活気づける
  • 正しい自分の主張や考えを広く知らせ、同意や決起を求める

補足 「励ます」の意味は誤用から広まり、現在の辞書では定着した用法として掲載されています。

調査 「励ます」の意味を選んだ人:67.4%

出典 2

超える / 越える

[使い分け]

越える

  • 正しい超える:基準・数量・限界などを上回る
  • 正しい越える:場所・境界・時期などを通り過ぎる

例 100人を超える/国境を越える。

出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「超える」「越える」
  • デジタル大辞泉
    「こえる」各項

ご教示 / ご教授

[使い分け]

ご教授

  • 正しいご教示:方法・情報・知識などを具体的に教えてもらう
  • 正しいご教授:専門的な学問・技能などを継続的に教えてもらう

補足 ビジネスメールで単発の質問をするなら、基本的には「ご教示」が自然です。

例 設定方法をご教示いただけますでしょうか。

出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「教示」「教授」
  • デジタル大辞泉
    「教示」「教授」

ご持参ください

[敬語]
  • 注意「持参」は謙譲語だから、相手に「ご持参ください」と言うのは必ず誤り
  • 正しいご持参ください

補足 文化庁の敬語に関する検討では、「持参」はこの用法では謙譲語としての働きを失っているものとして扱われています。

出典 2

さ行

作成 / 作製

[使い分け]

作製

  • 正しい作成:文章・書類・計画・データなどを作る
  • 正しい作製:物品・図面などを実際に作る

補足 「作製」は形のあるもの・図面などを作る場合に使われやすく、「作成」はより広い対象に使えます。

出典 2
  • 有斐閣 法令用語辞典
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「作成」「作製」

させていただく

[敬語]
  • 注意丁寧にしたいときは何にでも「させていただく」を付ける
  • 正しい相手側・第三者の許可を受け、そのことで自分側が恩恵を受ける場合に使うのが基本

補足 条件が薄い場合は「発表いたします」「休業いたします」などの方が簡潔です。

出典 2

恣意的

[意味]
  • 誤り意図的・わざと
  • 正しい客観的な基準や論理的な必然性によらず、自分の判断で好きに決めるさま

補足 「意図的」とは違い、気まま・自分勝手・根拠なく任意に決めるというニュアンスがあります。

出典 2

敷居が高い

[意味]
  • 注意高級すぎたり、上品すぎたりして入りにくい
  • 正しい不義理や面目のないことがあり、相手のところへ行きにくい

補足 前者の意味も非常に広く理解されるようになっています。

調査 「高級すぎて入りにくい」を選んだ人:56.4%

出典 2

制作 / 製作

[使い分け]

製作

  • 正しい制作:作品・コンテンツなどを創作する
  • 正しい製作:物品・機械などを実際に作る

補足 映画では、実際の映像作りを「制作」、資金調達や企画を含む事業主体側を「製作」と書き分けることがあります。

出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「制作」「製作」
  • デジタル大辞泉
    「制作」「製作」

世間ずれ

[意味]
  • 注意世間一般の感覚からずれている
  • 正しい世間でもまれて、ずる賢くなっている

補足 「ずれ」は「ずれる」ではなく、本来は「擦れる」の意味です。

調査 「世間の考えから外れている」を選んだ人:32.4%

出典 2

雪辱を果たす / 雪辱を晴らす

[言い間違い]
  • 注意雪辱を晴らす
  • 正しい雪辱を果たす

補足 「雪辱」自体に「辱めをすすぐ」という意味が含まれます。ただし「雪辱を晴らす」の方が多く使われた調査結果があります。

調査 「雪辱を晴らす」を使う人:50.5%

出典 2

相殺

[読み方]

読み そうさい

  • 誤りそうさつ(差し引いて帳消しにする意味で)
  • 正しいそうさい

補足 損得・債権債務などを差し引いて帳消しにする意味では「そうさい」と読みます。

出典 2

た行

対象 / 対照 / 対称

[使い分け]

対照 / 対称

  • 正しい対象:働き掛けや関心が向けられる相手・物
  • 正しい対照:二つを照らし合わせて比べること
  • 正しい対称:互いに対応し、つり合った形・位置関係にあること
出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「対象」「対照」「対称」
  • デジタル大辞泉
    「対象」「対照」「対称」

代替

[読み方]

読み だいたい

  • 注意だいがえ
  • 正しいだいたい

補足 「だいがえ」を慣用的な読みとして扱う辞書もありますが、標準的な読みは「だいたい」です。

出典 2

他山の石

[意味]
  • 注意他人の優れた行いを手本にする
  • 正しい他人の誤りや良くない行いも、自分の教訓にする

補足 「他人の失敗から学ぶ」という使い方が分かりやすい例です。

調査 「他人の良い言行を手本にする」を選んだ人:22.6%

出典 2

他力本願

[意味]
  • 注意他人任せ・自分では何もせず他人の力を当てにすること
  • 正しい本来は、阿弥陀仏の本願の力によって救われるという仏教語

補足 一般語として「他人任せ」の意味も辞書に載っていますが、仏教でいう「他力」は「他人の力」という意味ではありません。

出典 2

貼付

[読み方]

読み ちょうふ

  • 注意てんぷ
  • 正しいちょうふ

補足 「てんぷ」は慣用読みとして辞書に掲載されています。公的・改まった場面では「ちょうふ」を覚えておくと安全です。

出典 2

重複

[読み方]

読み ちょうふく

  • 正しいちょうふく
  • 正しいじゅうふく

補足 「ちょうふく」が伝統的な読みですが、現在は「じゅうふく」も辞書に掲載されています。

出典 2

追及 / 追求 / 追究

[使い分け]

追求 / 追究

  • 正しい追及:責任・欠点などを問い詰める
  • 正しい追求:目的・理想などを求め続ける
  • 正しい追究:学問・原因などを深く調べ究める
出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「追及」「追求」「追究」
  • デジタル大辞泉
    「追及」「追求」「追究」

努める / 勤める / 務める

[使い分け]

勤める / 務める

  • 正しい努める:努力する
  • 正しい勤める:会社・役所などで働く
  • 正しい務める:役目・任務を果たす
出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「努める」「勤める」「務める」
  • デジタル大辞泉
    「つとめる」各項

適用 / 適応

[使い分け]

適応

  • 正しい適用:規則・方法などを対象に当てはめる
  • 正しい適応:環境や条件に合わせて、うまくなじむ

例 新しいルールを全社員に適用する/新しい環境に適応する。

出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「適用」「適応」
  • デジタル大辞泉
    「適用」「適応」

取り付く島もない / 取り付く暇もない

[言い間違い]

取り付く暇もない

  • 誤り取り付く暇もない
  • 正しい取り付く島もない

補足 「取り付く島」は、頼りとしてすがるところのたとえです。

調査 「取り付く暇がない」を使う人:41.6%

出典 2

とんでもございません

[敬語]
  • 注意「とんでもございません」は常に誤り
  • 正しい褒め言葉・称賛を軽く打ち消す場面では、定着した表現として認められる

補足 文脈によっては「とんでもないことでございます」とすれば、より構造が明確です。

出典 2

な行

情けは人のためならず

[意味]
  • 注意情けを掛けると、その人のためにならない
  • 正しい人に親切にすると、巡り巡って自分にも良いことが返ってくる

調査 「その人のためにならない」を選んだ人:47.7%

出典 2
  • 文化庁「令和4年度 国語に関する世論調査」
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「情けは人のためならず」

なし崩し

[意味]
  • 誤りなかったことにする
  • 正しい少しずつ物事を片づける/借金を少しずつ返す

補足 現在の辞書では、「少しずつ変化させ、うやむやにする」という意味も掲載されています。

調査 「なかったことにする」を選んだ人:65.6%

出典 2

斜に構える

[意味]
  • 注意「皮肉・冷笑的な態度」の意味は誤用
  • 正しい現在の辞書では、物事に正面から向き合わず、皮肉・からかいなどの態度で臨む意味も掲載されている

補足 原義は刀などを斜めに構えること。そこから「身構える・改まった態度を取る」、さらに現在の皮肉な態度の意味へ広がっています。

出典 2

煮え湯を飲まされる

[意味]
  • 注意敵からひどい目に遭わされる
  • 正しい信頼していた相手に裏切られて、ひどい目に遭う

補足 「信頼していた相手」に裏切られる点がポイントです。

調査 「敵からひどい目に遭わされる」を選んだ人:24.4%

出典 2

二の舞

[意味]
  • 注意「二の舞を踏む」は必ず誤り
  • 正しい二の舞を演じる
  • 正しい二の舞を踏む

補足 「演じる」が由来に沿う表現ですが、「踏む」も現在の辞書に掲載されています。どちらも「前の人と同じ失敗を繰り返す」の意味で使われます。

出典 2

にやける

[意味]
  • 注意薄笑いを浮かべる・にやにやする
  • 正しい本来は、男性がなよなよとしている・女性のように色っぽい様子をする

補足 「薄笑いを浮かべる」の意味は非常に広く使われるようになっています。

調査 「薄笑いを浮かべている」を選んだ人:76.5%

出典 2

は行

計る / 測る / 量る

[使い分け]

測る / 量る

  • 正しい計る:時間・数量などを数える/見積もる
  • 正しい測る:長さ・高さ・深さ・速さなどを測定する
  • 正しい量る:重さ・容量などを量る

補足 実際の書き分けには重なる領域もあるため、迷う場合は辞書の用例を確認します。

出典 2
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「計る」「測る」「量る」
  • デジタル大辞泉
    「はかる」各項

憮然

[意味]
  • 注意腹を立てている様子
  • 正しい失望・落胆して、どうすることもできずにいる様子

補足 現在の辞書には「驚きあきれているさま」も載る一方、「腹を立てている」の意味は本来は誤りとされています。

調査 「腹を立てている様子」を選んだ人:56.7%

出典 2

雰囲気

[読み方]

読み ふんいき

  • 誤りふいんき
  • 正しいふんいき
出典 2
  • デジタル大辞泉
    「雰囲気」
  • 明鏡国語辞典 第三版
    「雰囲気」

返事を返す

[重複表現]
  • 注意返事を返す
  • 正しい返事をする / 返信する

補足 意味は通じ、実例もありますが、「返事」自体に答えを返す意味があるため、簡潔にするなら「返事をする」が自然です。

出典 2

発足

[読み方]

読み ほっそく

  • 正しいほっそく
  • 正しいはっそく

補足 組織や制度などが活動を始める意味でも、現在の辞書には両方の読みが掲載されています。

出典 2

ま行

や行

役者不足

[意味]
  • 注意「役不足」の反対語は「役者不足」
  • 正しい能力が足りないことを言うなら「力不足」

補足 「役者不足」は文字どおり役者・人材が足りない意味でも使われるため、個人の力量不足を表す定番の対義語としては「力不足」の方が明確です。

出典 2

やぶさかではない

[意味]
  • 注意仕方なくする・気は進まないがする
  • 正しい喜んでする・努力を惜しまない

補足 「やぶさか」は、物惜しみやためらいを表す語。それを否定した「やぶさかではない」は前向きな意味になります。

調査 「仕方なくする」を選んだ人:43.7%

出典 2

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個人的に間違えやすい・迷いやすい日本語を、短く確認できる形でまとめています。正しい日本語辞典ではなく、一般に誤解されやすい表現を中心に扱っています。

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Naoto Tazawa · X(新しいタブで開く)