「お体ご自愛ください」は二重表現?正しい使い方
「お体ご自愛ください」は二重表現で誤りです。「ご自愛」に既に「体を大切にする」という意味が含まれています。 正しい表現 誤り: - 「お体ご自愛ください」(×) - 「お体をご自愛ください」(×) 正しい: - 「ご自愛ください」(○) - 「お体をお大事になさってください」(○) - 「ご自愛のほ...
誤用しやすい表現、読み間違えやすい漢字、間違えやすい敬語表現などを具体例とともにわかりやすく解説します。
「お体ご自愛ください」は二重表現で誤りです。「ご自愛」に既に「体を大切にする」という意味が含まれています。 正しい表現 誤り: - 「お体ご自愛ください」(×) - 「お体をご自愛ください」(×) 正しい: - 「ご自愛ください」(○) - 「お体をお大事になさってください」(○) - 「ご自愛のほ...
「存じ上げる」は人について、「存じる」は物事について使います。使い分けを間違えると失礼になることがあります。 基本的な違い 存じ上げる: - 人について「知っている」 - 「知る」の謙譲語I(丁重語) 存じる: - 物事について「知っている」「思う」 - 「知る」「思う」の謙譲語 使い方の例 人につ...
「させていただく」は便利な表現ですが、乱用すると不自然です。適切な場面で使いましょう。 正しく使える条件 「させていただく」が適切なのは以下の2条件を満たす時: 1. 相手の許可が必要 2. 自分に恩恵がある 正しい使い方 適切な例: - 「お休みをいただき、参加させていただきます」(○) → ...
「微力ながら」は謙遜の表現で、自分の力を控えめに表すビジネスで使える表現です。さらに丁寧にする場合は「微力ではございますが」を使います。 基本的な意味 「微力ながら」= わずかな力ですが、という謙遜表現 使用場面: - 協力を申し出る時 - 支援を表明する時 - 貢献を約束する時 使い方の例 基本形...
「すみません」が正しく、「すいません」は口語的な発音です。ビジネス文書では「すみません」を使いましょう。 発音の違い 正しい表記: 「すみません」(○) 口語的な発音: 「すいません」(△話し言葉では許容) 最も丁寧: 「申し訳ございません」(○ビジネス推奨) なぜ「すいません」と言うのか 発音のし...
「とんでもございません」は、以前は誤用とされましたが、現在は許容される表現になっています。ただし、より正確な表現もあります。 従来の考え方 元の形: 「とんでもない」= 一つの形容詞 従来の正しい形: 「とんでもないことでございます」(○伝統的) 誤用とされていた: 「とんでもございません」(△以前...
「ご承知おきください」はやや上から目線に聞こえる表現です。ビジネスでは「ご了承ください」や「お含みおきください」の方が丁寧です。 問題点 「承知おきください」= 知っておいてください、という意味 やや命令的なニュアンスがあり、目上の人や顧客には不適切な場合があります。 より丁寧な言い換え 目上・顧客...
「各位」自体に「様」の意味が含まれるため、「各位様」は二重敬称で誤りです。ビジネスメールで非常に多い間違いです。 正しい使い方 正しい表現: - 「お客様各位」(○) - 「関係者各位」(○) - 「社員各位」(○) 間違った表現: - 「各位様」(×)- 二重敬称 - 「お客様各位様」(×)- 三...
「なので」を文頭で使うのは、口語では一般化していますが、ビジネス文書では避けるべきです。正式な場面では「そのため」「したがって」を使いましょう。 文頭の「なので」問題 口語では: 「時間がない。なので、タクシーで行く」(△日常会話では使われる) ビジネス文書では: 「時間がありません。そのため、タク...
両方とも正しいですが、「お願いいたします」の方がより丁寧です。ビジネスシーンでは使い分けが重要です。 丁寧さの違い 丁寧さのレベル: 1. 「お願いします」- 基本的な丁寧語 2. 「お願いいたします」- より丁寧な謙譲表現 3. 「お願い申し上げます」- 最も丁寧 使い分けの例 社内・日常: 「資...