ビジネスメールの結びで「ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」という表現、よく見かけますよね?でも、「ご健勝」と「ご多幸」の違いを正しく理解していますか?また、使い分けが必要な場合もあります。ビジネスマナーとして知っておきましょう。
「ご健勝」と「ご多幸」の違い
「ご健勝」の意味
「ご健勝(ごけんしょう)」は、健康で元気なこと、体が丈夫なことを意味します。
- 健康を祈る言葉
- 体調の良さ
- 個人の健康状態
「ご多幸」の意味
「ご多幸(ごたこう)」は、幸せが多いこと、幸福なことを意味します。
- 幸せを祈る言葉
- 全般的な幸福
- 精神的・物質的な豊かさ
よくある間違い例と正しい使い方
基本的な使い方
個人宛てのメール
- ○ 「皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます」
- ○ 「○○様のご健勝をお祈りしております」
企業・組織宛てのメール
- ○ 「貴社のご発展をお祈り申し上げます」
- × 「貴社のご健勝を...」(企業に健康はない)
使い分けのポイント
個人に対して
- 「ご健勝」を使える
- 健康を祈る意味
企業・団体に対して
- 「ご健勝」は使わない
- 「ご発展」「ご繁栄」を使う
病気やケガをしている人に対して
- 「ご健勝」は避ける
- 「一日も早いご回復」を使う
覚え方・使い分けのコツ
「ご健勝」= 健康、「ご多幸」= 幸せと覚えましょう。
判断基準
| 相手 | 適切な表現 | 避けるべき表現 |
|---|---|---|
| 個人 | ご健勝、ご多幸 | - |
| 企業・団体 | ご発展、ご繁栄 | ご健勝 |
| 病気の人 | ご回復 | ご健勝 |
ビジネスメールでの使用例
個人宛て(年賀状・季節の挨拶)
時節柄、皆様のご健勝とご多幸を
心よりお祈り申し上げます。
企業宛て
貴社の益々のご発展を
心よりお祈り申し上げます。
病気の方への見舞い
一日も早いご回復を
心よりお祈りしております。
よくある質問(FAQ)
Q. 「ご健勝とご多幸」はセットで使うべき?
A. セットで使うのが一般的ですが、どちらか一方だけでも問題ありません。「ご健勝をお祈り申し上げます」だけでも丁寧な表現です。
Q. 「ご清祥」との違いは?
A. 「ご清祥(ごせいしょう)」は「健康で幸せなこと」を意味し、「ご健勝」と「ご多幸」を合わせたような言葉です。ビジネスメールの冒頭で「ご清祥のこととお慶び申し上げます」のように使います。
Q. 年賀状では何を書くべき?
A. 個人宛ては「ご健勝とご多幸」、企業宛ては「ご発展とご繁栄」が一般的です。
Q. 「ご多幸」だけ使うのは失礼?
A. いいえ、失礼ではありません。「ご多幸をお祈りします」だけでも十分丁寧な表現です。
Q. 英語では何と言う?
A.
- ご健勝: good health、wellness
- ご多幸: happiness、prosperity
まとめ
- 「ご健勝」は健康を祈る言葉、「ご多幸」は幸せを祈る言葉
- 個人には「ご健勝」、企業には「ご発展」
- 病気の人には「ご健勝」ではなく「ご回復」
- ビジネスメールの結びとして広く使われる
- セットで使うのが一般的だが、どちらか一方でもOK
正しい表現を使うことで、ビジネスマナーが向上します。「ご健勝」と「ご多幸」を適切に使い分けましょう。
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