「この貸し借りを相殺(そうさい)しよう」と言うとき、心の中で「そうさつ」と読んでいませんか?実は、ビジネスシーンで頻出するこの漢字、読み間違いが非常に多い言葉の一つです。
この記事では、「相殺」の正しい読み方と意味、そしてビジネスでの具体的な使い方を解説します。
「相殺」の正しい読み方は「そうさい」
正解は「そうさい」です。
「殺」という漢字は「ころす(サツ)」と読むのが一般的ですが、この場合は「ひく、そぐ(サイ)」という意味で使われています。
なぜ「そうさつ」と読み間違えるのか?
「殺到(さっとう)」「殺人(さつじん)」などの言葉に馴染みがあるため、つい「サツ」と読んでしまいがちです。しかし、帳消しにするという意味の「殺」は「サイ」と読むのが本来のルールです。
「相殺」の意味とビジネスでの役割
「相殺」とは、互いに差し引いて、損得や貸し借りをなくすことを指します。
ビジネスでの具体例
- 売掛金と買掛金の相殺: A社から10万円分仕入れ(買掛金)、A社へ8万円分販売(売掛金)した場合、差額の2万円だけを支払うこと。
- メリットとデメリットの相殺: 新システムの導入費用(マイナス)と、業務効率化によるコスト削減(プラス)が釣り合うこと。
「相殺」を使った例文
1. 金銭的なやり取り
「先月の手数料と、今回の請求額を相殺させていただきます。」
2. 影響や効果
「円安によるコスト増が、輸出量の増加によって相殺された。」
3. 日常的な比喩
「昨日の失敗を、今日の成果で相殺したい。」
言い換え表現
「相殺」という言葉が少し硬いと感じる場合は、以下の言葉も検討してみてください。
- 帳消しにする: 貸し借りをなしにする。
- 差し引く: 全体から一部を引く。
- 相補う(あいおぎなう): お互いに足りない部分を埋める。
よくある質問(FAQ)
Q. 「そうさつ」と読んでも通じますか?
A. 意味は通じますが、ビジネスの場では「漢字を正しく読めていない」と判断されるリスクがあります。「そうさい」と読むのが正解です。
Q. 「相殺」の反対語は何ですか?
A. 明確な反対語はありませんが、あえて言うなら「累計(るいけい)」や「付加(ふか)」などが、積み重なっていくという意味で対照的です。
Q. 法律用語としての「相殺」は何か特別な意味がありますか?
A. 基本的な意味は同じですが、民法などの法律上では、一定の要件を満たすことで一方的な意思表示によって義務を消滅させることができる権利を指します。
まとめ
- 「相殺」の正しい読み方は「そうさい」。
- 意味は「互いに差し引いて帳消しにすること」。
- ビジネスメールや会議では、金銭のやり取りや影響の相関を説明する際に多用される。
漢字の正しい読み方をマスターして、信頼されるビジネスパーソンを目指しましょう。
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