「とんでもございません」は、以前は誤用とされましたが、現在は慣用表現として許容されています。文化庁の見解でも認められており、ビジネスで使うことに問題はありません。より正確な表現も知っておくと、場面に応じて使い分けられます。
使い分けの推奨
最も丁寧
「とんでもないことでございます」(○)
改まった場面や、より格式を重んじる場合に使えます。
一般的に許容
「とんでもございません」(○ 現在は OK)
ビジネスシーンで広く使われ、問題なく使える表現です。
カジュアル
「とんでもないです」(○ 口語)
日常会話では自然に使われます。
覚え方・使い分けのコツ
日常・ビジネス → とんでもございません / より格式ある場面 → とんでもないことでございますと覚えましょう。いずれも正しく、場面に応じて選べます。
よくある質問(FAQ)
Q. 「とんでもございません」は誤りか?
A. 誤りではありません。文化庁でも慣用表現として認められており、ビジネスで問題なく使えます。
Q. 目上の人に「とんでもございません」でよい?
A. 問題ありません。謙遜の表現として、目上の相手にも使えます。より格式を重んじる場合は「とんでもないことでございます」を使うこともあります。
Q. 英語で equivalent な表現は?
A. "Not at all" "Don't mention it" "It's nothing" などが近いです。
Q. 「とんでもない」の語源は?
A. 「途(と)にもない」が変化したという説があります。「途」は道、方法。「途にもない」=とりとめもない、途方もない、という意から転じたとされます。
Q. 謙遜しすぎは?
A. 一回の謙遜で十分です。何度も「とんでもございません」を繰り返すと、くどくなる場合があります。
まとめ
- 「とんでもございません」は現在は許容表現
- より正式には「とんでもないことでございます」
- 文化庁も慣用表現として認めている
- ビジネスではどちらも使える
- 謙遜の場面で適切に使える表現
従来の考え方
元の形
「とんでもない」=一つの形容詞
「とんでも」と「ない」に分解して「とんでもございません」とするのは、文法的には不自然とする見方がありました。「ない」の部分だけを丁寧にした形が「とんでもございません」です。
従来の正しい形
「とんでもないことでございます」(○ 伝統的)
「とんでもない」を一語として扱い、全体を「でございます」で丁寧にした形です。
以前誤用とされていた形
「とんでもございません」(△ 以前は誤用とされた)
「とんでも」+「ございません」の形で、「ない」を丁寧語にしたものと解釈されます。
現在の状況
文化庁の「敬語の指針」では、「とんでもございません」は慣用表現として許容されるとしています。多くの人が使っており、丁寧な謙遜表現として定着しているため、現在では問題なく使えます。
謙遜の場面での使い方
褒められた時
- ○ 「とんでもございません。まだまだ未熟です」
- ○ 「とんでもないことでございます。お褒めに預かり恐縮です」
- ○ 「とんでもございません。皆様のおかげです」
お礼を言われた時
- ○ 「とんでもございません。当然のことをしただけです」
- ○ 「とんでもございません。お役に立てて光栄です」
ビジネスシーンでの使用例
取引先に
- ○ 「とんでもございません。今後ともよろしくお願いいたします」
上司に
- ○ 「とんでもございません。精進してまいります」
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