「お世話様です」という挨拶、聞いたことがありますよね?でも、「お世話様です」は一般的なビジネス挨拶ではなく、「お疲れ様です」または「お世話になっております」が適切です。正しい使い分けを身につけましょう。
「お世話様です」の問題点
あまり使われない表現
「お世話様です」は標準的なビジネス挨拶ではありません。
- 一部の業界や地域で使われる
- 一般的なビジネスシーンでは少ない
- 「お疲れ様です」の方が一般的
- やや古風な印象
正しい挨拶表現
社内での挨拶
「お疲れ様です」を使う
- ○ 「お疲れ様です」(社内の挨拶)
- ○ 「お疲れ様でした」(退社時)
社外への挨拶
「お世話になっております」を使う
- ○ 「いつもお世話になっております」(取引先)
- ○ 「平素よりお世話になっております」(メール冒頭)
よくある使い分け例
社内コミュニケーション
同僚への挨拶
- ○ 「お疲れ様です。資料の件ですが」
- ○ 「お疲れ様です。確認をお願いします」
上司への挨拶
- ○ 「部長、お疲れ様です」
- ○ 「お疲れ様です。報告があります」
社外コミュニケーション
メールの冒頭
- ○ 「いつもお世話になっております」
- ○ 「平素よりお世話になっております」
電話の挨拶
- ○ 「お世話になっております。〇〇株式会社の山田です」
覚え方・使い分けのコツ
社内は「お疲れ様です」、社外は「お世話になっております」と覚えましょう。
判断基準
| 相手 | 適切な挨拶 | 理由 |
|---|---|---|
| 社内の人 | お疲れ様です | 労をねぎらう挨拶 |
| 取引先 | お世話になっております | 感謝の挨拶 |
| 初対面の人 | 初めまして | 初対面の挨拶 |
「お世話様です」が使われる場面
一部の業界や地域では「お世話様です」が使われることもあります。
使われる場面
- 建設業界
- 配送業界
- 一部の地域
ただし、標準的なビジネス挨拶としては推奨されません。
ビジネスシーンでの使用例
社内メール
件名:会議資料について
お疲れ様です。
本日の会議資料を添付いたします。
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
取引先へのメール
件名:お見積りの件
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の山田です。
お見積りの件でご連絡いたしました。
その他の挨拶表現
時間帯による挨拶
朝の挨拶
- ○ 「おはようございます」(朝〜午前中)
日中の挨拶
- ○ 「お疲れ様です」(社内)
- ○ 「お世話になっております」(社外)
帰宅時の挨拶
- あなた:「お先に失礼します」
- 相手:「お疲れ様でした」
状況別の挨拶
初対面
- ○ 「初めまして」
- ○ 「お会いできて光栄です」
久しぶり
- ○ 「ご無沙汰しております」
- ○ 「お久しぶりです」
感謝
- ○ 「ありがとうございます」
- ○ 「お世話になっております」
よくある質問(FAQ)
Q. 「お世話様です」は間違い?
A. 完全な誤りではありませんが、標準的なビジネス挨拶ではありません。「お疲れ様です」または「お世話になっております」を使う方が無難です。
Q. 社外の人に「お疲れ様です」は失礼?
A. ビジネスシーンでは社外の人には「お世話になっております」が適切です。「お疲れ様です」は主に社内で使います。
Q. 「お世話様」と「お世話」の違いは?
A.
- お世話様 = あまり使われない表現
- お世話になっております = 標準的な挨拶
「お世話になっております」を使いましょう。
Q. メールで「お疲れ様です」は使える?
A. はい、社内メールの冒頭で広く使われています。
Q. 英語では何と言う?
A.
- お疲れ様です: Good job、Well done
- お世話になっております: Thank you for your continued support
まとめ
- 「お世話様です」は標準的なビジネス挨拶ではない
- 社内では「お疲れ様です」
- 社外では「お世話になっております」
- 「お世話様です」は一部の業界・地域で使われる
- 標準的な挨拶を使う方が無難
正しい挨拶を使うことで、ビジネスマナーが向上します。「お疲れ様です」と「お世話になっております」を正しく使い分けましょう。
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