間違えやすい日本語辞典

「敷居が高い」の意味は?間違えやすい慣用句の正しい理解

「敷居が高い」は「不義理があって行きにくい」という意味で、「高級で入りにくい」ではありません。文化庁調査では約半数が誤解しています。

正しい意味

本来の意味: 不義理や面目ないことがあって、その人の家に行きにくい

誤用: 高級すぎて入りにくい、レベルが高すぎて参加しにくい

使い方の例

正しい使い方:

  • 「以前借りた金を返していないので、彼の家は敷居が高い」(○)
  • 「約束を破ったので、あの店は敷居が高い」(○)

誤用(一般化している):

  • 「高級レストランで敷居が高い」(×本来は誤用)
  • 「専門的すぎて敷居が高い」(×本来は誤用)

正しく表現するには

高級で入りにくい場合:

  • 「ハードルが高い」
  • 「レベルが高い」
  • 「格式が高い」

まとめ

  • 本来は「不義理があって行きにくい」
  • 「高級で入りにくい」は誤用だが一般化
  • 文化庁調査で約半数が誤解
  • ビジネスでは誤解を避けるため明確な表現を

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